今回は、先日飲みに行ったバーを紹介しよう。
Asia’s Top Best Bar100にランクインしている” Junior The Pocket Bar”である。
オシャレなレストランが軒を連ねるタンジョンパガーのClub street近くにある。
バーの総評
エンターテイメントに富んでいて実に面白いバーである。
店内の壁や天井の装飾はグラフィックアートで統一されていて、とにかくカッコいい。写真をひたすら撮りたくなる。
バーテンダーの方もとてもフレンドリー。カクテルを作る腕も確かなようで、クオリティーが高い。
お酒とグラフィックと音楽と、非日常がとても味わえる。
行ってみて絶対に損のない、知ってたらちょっとカッコいい、お洒落で素敵なバーである。
ドレスコードがあるような格式高いバーではなく、とてもカジュアルでフランク。ずっといても飽きることの無い、エンタメ感溢れる隠れ家的バー。
一度は行ってみることを超オススメする。
バーの雰囲気
Google Mapを頼りにお店を探していると、Club Streetに入る少し手前辺りでこのような看板を見つけることができる。
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しかし、この看板が置かれているのは薄暗い謎のお店の前。誰もお客さんが入っていない。
こちらがその様子である。
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全くバーのようには見えない。
しかし、Google Mapは確かにこの場所を指している。
少し不安に思いながらお店に入ってみる。
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黒板にはコーヒーのメニューが書かれている。ここはコーヒーショップなのか??
と少し不安に思っていると何やら奥から妖艶な光と音楽が聞こえてくるのに気づいた。
もしかして、、と思い奥のドアを入ってみた。
すると、全くの別世界が広がっていた。
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壁一面がグラフィックアートで彩られている。
お店に入った瞬間に圧倒されてしまった。
あのコーヒーショップは何だったんだろうか、昼間はコーヒーショップとして運営されているのだろうか。それとも全く別のお店なのだろうか。色々思うところがあったが、何よりそのギャップがよりこの空間を魅力的にしている。
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お店の天井も同じくグラフィックアートで彩られている。
まるでヨーロッパのアートの街にでもありそうなエンタメ感の溢れるバーだ。
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こちらがバーカウンターの様子。
グラフィックアートの前に並べられたお酒のボトル達がとてもお洒落だ。
お酒を飲む前から視覚で楽しませてくれる。
そして、もちろん音楽もこの雰囲気には欠かせない要素だ。
自分が行った時はロック風な音楽がかかっていた。と言っても音楽はうるさ過ぎず、会話の邪魔をすることはない。
バーテンダーが音楽にノリノリでカクテルを作っている様子が見ていてとても面白かった。てか普通に歌ってるし。
バーのドリンク
カクテルがこのバーの推しである。
メニューの見た目も非常にポップでカクテルの名前もユニークである。ハイボールやビール、ワインもある。
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まず自分がオーダーしたのは、卓上にPOPとして置かれていた”Simplers TIMES”というカクテル。このお店イチオシのようだ。Monkey ShoulderのScotch Whiskyをベースにオレンジシャーベットで割ったカクテルだ。
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ウイスキー自体もバニラや蜂蜜のような甘さとフルーティな香りが感じられるため、オレンジとの組み合わせは非常に相性が良い。
とても爽やかで、口当たりも滑らか。あっという間に一杯飲んでしまった。シンガポールの暑い夜にぴったりだ。
スナックにはフレンチフライをオーダー。$7でこのボリュームは結構安い。
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だし風味のちょっと和風なフレンチフライだ。
カリカリに揚げられた感じも自分好みでとても満足。
そして、もう一杯何を飲もうか。
バーテンダーさんに「Stronger」なカクテルが飲みたいとリクエストしたら、”You’re your Biggest Enemy”というカクテルをオススメしてくれた。”最大の敵は自分自身”という何とも小洒落たネーミングのカクテルだ。
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こちらのカクテルは、一杯目とは異なりとてもスモーキーな味わい。
個人的にはバーではこのような渋いお酒を飲むのが好きである。このお酒を片手に音楽に耳を傾ける。とても贅沢な時間だ。
これぞ金曜の夜の過ごし方。最高の気分でお店を後にすることができた。
値段
- Simplers TIMES $25
- You’re your Biggest Enemy $26
- フレンチフライ $7
カクテルはやはりシンガポール価格。しかし、そこそこちゃんとしたバーで飲もうとするとどこもこれくらいの値段はするので、仕方ない。
むしろこのアートな雰囲気込みの値段と考えれば妥当な値段ではないか。
フレンチフライは安い。ボリューム満点で食べきれず少し残してしまった。
まとめ
繰り返しになるが、エンターテイメントに富んでいて実に面白いバーである。
グラフィックアートの中でお酒を飲んでいると非常にテンションが上がる。
自分は今回、金曜日の夜9時ごろに伺った。その時点では席にまだ空きがあり、すぐに座ることができたが、店を出る夜10時過ぎになると席はすでに満席となっていた。やはりとても人気のあるバーなのであろう。
また、ネットでお店の情報を見ていると、今回とは全く違った内装の写真がアップされていたことに気付いた。どうやら定期的に模様替えを行なっているようだ。
今度は違うアートの時にぜひまた伺ってみたいものである。
皆さんもぜひ一度は行ってみて欲しい。